「急に旦那の転勤が決まった。今のマンションをどうしよう…?」
突然転勤となると、所有するマンションをどうすべきか、悩むところですよね。
- そのままにする
- 売却する
- 賃貸に出す
どの方法を選択すればおトクなのか、気になりますよね。
最初に結論をお伝えすると、長期間の異動が決まっているのなら「売却する」のが1番賢い選択です!
逆に賃貸はデメリットばかりが多いので、あまりオススメしませんね。
ここでは、転勤が決まった際のマンションは売却した方が良いワケや、賃貸・売却のメリット・デメリットをご紹介します!
転勤で空室となるマンション、売却と賃貸どっちが良い?
転勤で1年以上空けるなら売却がオススメ
転勤によって空室となるマンションの最適な扱いは、転勤の期間によって変わります。
- 転勤期間が1年以内 → そのままにする
- 転勤期間が1年以上 → 売却する
1年以内なら賃貸に出しても借り手が見つかる可能性も限りなく低いですから、そのまま所持しておくのが良いでしょう。
そのとき、なるべく知り合いや身内などに頼んで、部屋の様子を時折チェックしてもらうのがベストです。
空き巣対策に効果的ですし、施設の急激な老朽化を防ぐことができます。
もし1年以上の転勤になる場合は、固定資産税やその他固定費の経済的負担を考えて、売却するのがベストでしょう。
ここで、「賃貸に出したほうが賃料も入っておトクなのでは?」と感じる方もいるでしょう。
実はマンションの賃貸は、デメリット面が多いのでオススメできません(>_<)
その理由は、後ほど分かりやすくお伝えしていきます!
空き家のまま長期間放置は危険!
1年以上の転勤でマンションの放置状態は避けましょう!
経済的な損失が多大です
ローンと家賃の二重払いが発生
マンションを所有しながら仮住まいに住むと、「住宅ローン」と「家賃」の2つの支払いが毎月あなたに降りかかってきます。
それって相当な負担ですよね…。
マンション固定費が発生し続ける
マンションを所有している限り、マンションの固定費の問題が出てきます。
「固定資産税・都市計画税」「管理費」「修繕費」「駐車場代」などは、そこで暮らしていなくても自動的に発生し続けます。
これは非常にもったいないです。
価値の急激な劣化
マンションは人が住んでいないと、どんどん劣化していきます。
とくに人がいなくなった空き家状態だと、その劣化スピードは早いです。
また、キッチンやお風呂、エアコンなどの設備は、人が利用しないと故障の原因にもなります。
急激にマンションの価値が下がってしまうと、最終的に売却するときの価格も下がるので大きな損失となってしまいます。
このようにマンションを放置しておくのは経済的な負担や損失が大きいです。
選択肢から外しましょう。
転勤でマンションを賃貸するメリット・デメリット
マンションを貸し出すのは、売却と比較すると手間暇がかかります。
コスト面を考えてもオススメできません。
以下、賃貸によるメリット・デメリットを見いきましょう。
転勤によるマンション賃貸のメリット
賃料収入が手に入る
マンションを誰かに貸すことで、定期的に賃料収入を手にすることができます。
その賃料を仮住まいの家賃に当てたり、貯金に回したりすることができるでしょう。
空き家による劣化を防げる
誰かに一時的に住んでもらうことによって、マンションの急激な劣化を防ぐことができます。
マンション賃貸のデメリット
空き家のリスクは常にある
マンションを賃貸に出したからといって、必ずしも入居者が現れるとは限りません。
とくに「1年以内」「3年まで」などと期限付きで貸し出す場合(定期借家契約)、無期限に貸し出すケースと比べて、入居者が見つかりにくい傾向にあります。
さらに、そのマンションの条件や設備に魅力がなければ、ますます入居希望者を見つけ出すのは困難でしょう。
戻ったときの修繕費を用意しておく必要
契約期限が終わっていざマンションに戻るとき、あなたが快適に暮らすための費用(リフォーム・クリーニング代など)を用意しておいた方が良いでしょう。
たとえ賃借人によって壁紙が汚されていたり、設備が故障していたりしても、そのときにかかる修理費は所有者が出さなければなりません。
つまり、マンションに戻ってからも費用がかさむ、ということですね。
知らない他人に部屋を使われる心理的問題、賃借人とトラブル発展になる可能性
賃貸に出すときに1番問題となるのが、「全く知らない他人に部屋を貸し出す精神的な負担」です。
あなたがその点を気にしないのであれば問題ありませんが、大半の人は抵抗感を覚えることでしょう。
さらに、賃借人が居住中にどのようなトラブルを起こすのはわかりません。
隣人と騒音トラブルを起こす・家賃の滞納・退去時に居座る…などというトラブルは、実際に多発しています。
このようなリスクも、あらかじめ考慮くべきです。
「転勤したら貸せばいい」はオススメしません
「賃貸に出せば賃料がもらえるからおトク!」と、実情を何も把握していない方は思われるかもしれませんね。
ですが、実のところ賃料以上のコストが発生することも。
そのため転勤が決まった場合は、賃し出すよりも最初から売却してしまう方をオススメします。
マンション売却のメリット・デメリット
デメリット→メリットの順にお伝えしていきますね^^
転勤によるマンション売却のデメリット
愛着のあるマンションだと手放すのが惜しくなる
どうしても愛着のあると、手放すのを心苦しく感じる方もいるでしょう。
「賃貸でずっと持っていたほうが良いのでは…」
「せっかく苦労して見つけた部屋なのに、手放すのはもったいない…」
そのように感じるお気持ちも察します。
とくに苦労して見つけ出して、長期間住んだマンションなら、なおさら愛着が湧くもの。
ですが何度もお伝えするように、「固定費の負担」「価値の低下」を考慮すれば、所持し続ける意味はさほどないでしょう。
転勤によるマンション売却のメリット
まとまったお金を得られる
売却すれば、一度にまとまったお金を手元に入ってきます。
この時点でまとまったお金があれば、次の新居の資金計画が立てやすいですよね。
固定資産税、住宅ローンなどの固定費を支払わなくて済む
固定費の支払いがなくなるのは、大きなメリットです。
住んでもいないのに維持費用を支払うというのは、心理的にも経済的にも大きな負担となりがちです。
しかし売却をすれば、こうした固定費の負担が一切なくなるので安心ですよ。
賃貸よりも選択肢の幅が広い
最初から売却してしまえば、たとえ戻ってきたときに住居の選択肢が幅広いので自由度が高いです。
たとえば、転勤期間が予定と異なって短くなり、戻ってくることが決まったとしましょう。
そのとき、もし賃貸に出していたら元のマンションで暮らせません。
契約期間の間は、いかなる理由であろうと賃借人に出ていってもらうことはできない仕組みとなっているからです。
つまりこの期間は別の住まいを探すしかなく、結局は住宅ローンと仮住まいの二重払となってしまうので非常にもったいないですよね。
一方の売却であれば、いつ転勤から戻ってきたとしても、新しい住居を購入するまたは賃貸すればすぐに住居を決めて住むことができます。
支払いも現在住んでいる住居のみ。
なので、経済的負担も少ないですよね。
以上に挙げた理由から、マンションを売却した方が選択肢の幅があるので安心ですよ。
転勤でマンションを賃貸・売却した人の体験談
実際に転勤になった人たちは、どのような行動をとったのでしょうか?
ここでは、実際に賃貸や売却を経験した人の体験談を見ていきましょう。
夫の転勤が決まり、賃貸に出したけど後悔(30代・女性)
せっかく購入したマンションを手放すのが惜しくて、賃貸に出してみました。
けど家賃収入は思ったよりも少なく、逆に管理会社に払う費用やら税金やらで負担が大きく、損してしまいました。
こんなことになるなら、早めに売却すればよかった。
マンションを賃貸したら、賃借人とトラブルになりました(50代・男性)
契約期間が終わったので、スムーズに退去してもらえるかと思いきや、「事情があって新居が決まってないのでもう少しだけ延期してほしい」と言われ…。
仕方がないので一定期間だけ延期しましたが、それでも出ていく気配がなく。
最終的には弁護士に依頼して強制的に退去してもらいましたが、弁護士費用が余計にかかってうんざりです。
転勤で戻る可能性が少ないと思って売却してよかった。(40代・女性)
転勤が決まり、正直賃貸に出そうか迷いましたが、いつ戻ってくるかも分からないので売却することにしました。
結果として転勤先に長年務めることとなり、新しい住居を転勤先で購入しました。
賃貸だったら維持費や管理費でかなり費用がかかっていたと思うので、最初から売却しておいてよかったと思います。
このように、「マンションを最初から売っておけばよかった」「売却を選択しておいてよかった」との体験談や口コミが多く見られました。
その理由としては、やはり売却のほうが経済的・心理的負担が少ないことがわかりますね。
長期間の転勤によってマンションを離れるなら、売却を選択しましょう!
マンションを高く売却なら今がチャンス!
転勤によってマンションを売却するなら、早いうちに行動を起こしたほうがお得です。
今なら、マンションが高く売れる見込みが!
マンション価格高騰中!売却チャンスは今
今なら、マンションが高く売れる可能性が高いです!
特に、都内の新築マンションは高騰が顕著ですから、金額的に手が届かず中古を探す人も多くなっています。
中古市場も需要拡大で値上がりしていますから、高値で売り抜けるなら今がチャンスでしょう。
また、2025年4月から新築は省エネ基準に合致することが義務になります。
もし今あなたの住んでいるご自宅がこの基準に当てはまらないのなら、買い替えの検討もしてもよいかもしれません。
こうした要素から、マンションを手放すなら早いうちに行動したほうがおトクです!
高額売却のコツは「いくつかの不動産屋に査定してもらう」こと
1円でも高くマンションを売るには、5~10社程度の不動産会社に見積もりをとって比べること。
1社だけの依頼だと、提示額が適正かどうかが判断しづらいです。
しかし複数の会社なら、査定結果を比べることで相場を把握できますし、その中から金額や担当者との相性などを総合してあなたに1番フィットした所を選ぶことができます。
そこで、「不動産一括査定サイト」を上手に活用してみませんか?
物件データをたった1回送信するだけで、身近なエリアの不動産会社に一斉に査定申し込みができる便利モノ。
あなた自身の足で1社ずつ回るのと比べ労力が激減。
そして利用料は0円ですからおトク!
ぜひ、マンションを売却するなら一括査定サイトを活用しましょう。
まとめ
以上、転勤によるマンションの最適な扱い方法についてご紹介しました。
賃貸に出してしまうと、維持管理のコスト・賃借人とのトラブルリスクなどのデメリットが多いです。
正直、昔と比べて大家業もラクじゃないです。
人口減、空き家増、賃借人の質の低下…。
複数の部屋を持っているならばリスクヘッジもまだできるでしょうが、たった1室なら家賃は0か100のどちらかです。
安易な気持ちで、賃貸に出すと痛い目に遭いますよ。
長期間マンションを空けるのなら、最初から売却して現金を手元に残し、新居購入を考えるのをオススメします。
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