マイホームは大なり小なり胸に刻むような出来事があるもの。
だから手放そうかと考えてもなかなか踏ん切りがつかないのですよね。
ただ、仮に老後を見据えて今のマンションに住み続けるとすると…。
- 管理費用が負担だ
- 子どもが独立したので夫婦2人だと広すぎる
などライフステージの変化や金銭的な事情により住み続けるのが難しくなってしまった場合でも
でもいくら寂しさを感じたとしても、そこに住む人がいない、住み続けるのが厳しい中でマンションを保有し続けるのはとても大変。
マンションは持っているだけで決して安くはない維持費がかかってきますしね。
寂しいという気持ちは完全には消えないものの、そのブルーな気分を和らげるためには一体どうすべきでしょうか?
マンションを売却したい気持ちはあるけれど、寂しい気持ちが溢れて踏み出せない…。
そんな心をどうコントロールすべきか?それをお伝えしていきます。
売却するか迷っている方はぜひ参考にしてみてくださいね!
マンション売却の寂しさを和らげる方法
at home調べの売り手と書いての気持ち調査では、マイホームを売却した人約300名の4割が売却時寂しかったと回答しており、そのうちの3人に1人は売却後に家を見に行ってしまったと回答しています。
このように、家を売る際に寂しいと感じるのは、ごくごく普通のことで何も悪いことではありません。
それを念頭に置いたうえで、さっそく寂しさを緩和する方法を詳しくみていきましょう。
思い出と寂しい気持ちをどこかに書き留める
今寂しいと感じているその気持ち、自分のマンションに詰まっている思い出をノートに書き出してみるのも有効的な手段の1つです。
また今であればX(旧Twitter)やInstagramなどのSNSで自分の思いを(住所などが特定されないよう詳細な情報は伏せましょうね)吐き出してみても良いかもしれません。
SNSであれば同じような経験をした人と思い出をシェアできる可能性もあり、人に共感して貰うと幾分か気持ちがマシになるものです。
また実際に文字に起こすことで気持ちの整理に繋がったり、物事を客観視出来るので、それだけで気持ちがすっきり出来るかもしれません。
書くときは綺麗に文章を整えたり取り繕ったりすることはせず、感情のままに書くのがポイント!
マンションを完全に手放すことは、ご自分が作り上げてきた思い出も一緒に手放すことではありません。
日本語がおかしくても気にしない!
書きたいだけ、マンションを購入してからの思い出をたくさん書き起こしておけば、後から読み返したときに鮮明な記憶でクスリと笑顔になれるのではないでしょうか✨
マンションを写真をたくさん撮っておく
マンションというのは一度人手に渡してしまえば当然部屋の中を拝む機会も一切ありません。
また、一定のサイクルの修繕工事次第で大規模なリフォームが行われる可能性もあり、そうなってしまえば当時の面影もなくなってしまいます。
人の記憶は時とともに風化していくもの。
ですが写真や動画といった絵で残しておくことで、より鮮明にご自分のマイホームの形を保存することができます。
リビングや寝室、マンションの共有スペースに至るまで、思い出深いイベントがあった場所はすべて写真や映像に残しておいては?
売却後の新生活を思い描いてみる
今ある住居がなくなる…それはとても寂しいことです。
でも少し見方を変えると、また新しい環境、新しい住宅での暮らしが貴方を待っているのです✨
住み慣れた土地から離れ遠方へ引っ越ししようとされている方は特に、いっそう今のマンションへの愛着を感じてしまいがちですが、それはただ不安な気持ちがそうされているだけ!
売却額によっては月々ローンから解放されるばかりか、エキストラで利益を得る可能性もあるため、今より自由になることは間違いなし!
また新しいマンションのほうが今よりもっと快適で、ご近所付き合いも楽で、アクセスも便利!であったならばどうでしょう?
数か月後は案外「売却してよかった!引っ越してよかった!」となっているかもしれませんよ?
何事もポジティブに考えるのは、人生を豊かにするのに欠かせないことです!
売却して寂しいという気持ちは一度横に置いて、自分は新生活を楽しく送っている姿を一度想像してみてはいかがでしょう?
きっと今抱えている寂しさが、少しだけ緩和されると思います。
マンションを賃貸に出すという選択は危険
自分のマンションを手放すのはやっぱり寂しすぎて割り切ることが出来ない…そうだ!賃貸に出せば良いじゃない!と思われる方が中にはいらっしゃる事と思います。
インターネットでも、「売却に後ろ髪引かれる場合は無理して手放す必要がない」と賃貸をおすすめしている記事もいくつか見受けられます。
確かに賃貸なら、所有者はあなたのまま家賃収入が入るので、まさに一石二鳥と思われることでしょう。
上記で紹介した「寂しさを緩和する方法」にも当てはまります(そもそも明け渡すことはしなければならないものの完全に手放すわけではないのですから、寂しくもなりませんね!)
残念ながら、この方法は余程の事情がない限りはオススメできません。
その理由を次で紹介していきます。
住み手がすぐに見つかるわけではない
あなたは他の場所で住居を構えていざこのマンションの部屋を賃貸に!と思ったところで、すぐ借り手が見つかれば問題ないものの、そう簡単に部屋の借り手は現れません。
当然空室のままだと、あなたは今新しく住んでいる家の支払いと併せて空き部屋の管理費用を二重で支払わなくてはいけません。
通常の賃貸マンションであれば1,2部屋空室があったところでそこまで痛くはないものの、ピンポイントに1部屋を貸すというのは家賃収入が0か1かの2択になってしまうので、管理費用で新生活が圧迫されてしまうことも。
物件所有はコストがかかる行為。
名残惜しいだけで本当にその苦労やコストを賄えるのか?一度考えてみるようにしましょう。
修繕費用を賄う必要がある
賃貸物件というのは、借り手が故意に壊したなどの過失がない限り、トイレや給湯器、換気扇などの故障に対しての費用は、管理者であるあなたが持つ必要があります。
意外に家の設備というものは気づかないうちに老朽化するものですし、借り手がどんな使い方をするか知ることはできません。
貸すためには鍵の交換やクロスの張替え、清掃業者を入れたりと初期費用もかかるため、年単位で「修繕費」というものを用意し、いつでも対応できるようにしておく必要があります(今修繕費用がないので修理できません、となるのはオーナーとして通用しません…)
このように一概に貸すと言っても、管理費がいちいちかかってしまうのです。
いざ売りたいと思ったときに売却が難しい
「管理費も手間もかかる、もう普通に売却してしまおう!」「身内に不幸があり、まとまったお金が必要になったから家を売りたい」と仮に思ったとしても、一度賃貸に出してしまえばそう簡単に売却する事はできません。
借り手が既にそのマンションに住んでいる状態であれば、契約期間までは住ませる必要があります(追い出せません)。
貸主都合で退去をお願いする場合は引っ越し代金やその他諸々の費用をあなたが賄う必要があり、結果出費がかさんでしまうことになります。
人に貸すということは、その分自由が利かなくなるため、貸す前にしっかり考える必要があります。
一時の寂しさで選択するには、後戻りができない非常にリスクが大きい決断と言えるからです。
通常の物件として売却ができなくなる
仮に賃貸マンションを売るチャンスが訪れても、賃貸に出した物件は、その部屋を貸すことで収益を得ることができたと判断されるため通常の持ち家とは異なり、「収益物件」として売り出すことになります。
収益物件を買うのは原則投資家か不動産会社の2択。
その部屋を貸してどれだけ収益をあげられるか?が重視されてしまいます。
もし収益性が低いと判断されてしまえば売りたくても売れない状況に陥ってしまいます。
このように、一度賃貸に出してしまえば途中でやっぱりやめた!は通用しなくなる大きなデメリットがあるのです。
マンション売却をするほとんどの人が同じように寂しさを感じている
いかがでしたか?
今回はマイホームを手放すのが寂しいと悩んでいる方向けに、寂しさの緩和策をお伝えしました。
繰り返しとなりますが、インターネットやSNSを見ると、「マンションを売りたいけど思い出がありすぎて手放す決断が出来ない」「マンションを引き渡したけど嬉しさより寂しさが強い」などという投稿を非常に多く見かけます。
マンションとは言え貴方にとっては長く住んだ街にある住み慣れたマイホーム、住んでいる年月が長ければ長いほど気持ちが膨らんでいく、そのためマイホームを売るのが寂しいと感じるのは全くもって普通のことなんです。
そのため、手放さなくて良い方法に躍起になるのはオススメしません。
売却を検討=手放したほうが良いと思うワケが必ずそこにあったはず。
それを無理やり「賃貸に出す」など手段を講じてしまい、後々気が変わった時には既に身動きが取れない…となってしまっては元も子もありません。
一時の寂しさに負けず、冷静に気持ちを落ち着けてくださいね。
マンションを売るならリビンマッチがオススメです。
詳しくは「リビンマッチ」でマンションを高く売ろう!評判や特徴を解説。」を読んでみてくださいね(^_^)
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