タワーマンションにお住まいの人がそのマンションを手放そうか検討するとき、「売却」か「賃貸」かで迷われる方は少なくないでしょう。
タワーマンションは一等地に建てられていることが多く、施設や設備が充実しているので高所得者に人気が高い物件です。
また値崩れしにくいので、投資家からの人気も常にあります。
そのため賃貸されているタワーマンションが数多くあり、賃料を副収入として得ている人もたくさんいます。
「なら、賃貸した方がお得なのかな…?」と、考えるのは早いですよ!
賃貸は今やリスクが高い投資方法ですから、あまりオススメできません。
「売却」の方が良いですよ。
ここでは、タワーマンションの賃貸・売却、それぞれのメリット・デメリットを紹介し、なぜ売却のほうがオススメなのかを詳しく解説します。
タワーマンションを賃貸するメリット・デメリット
まずはメリットから。
タワーマンションを賃貸するメリット
不労所得が得られる
賃貸に出したタワーマンションに借り手が見つかれば、賃料収入が得られます。
その人が住んでいる間はずっと定期的な賃料が入りますから、ほとんど労働せずとも不労所得が得られるというわけです。
タワーマンションの場合、購入金額が高いため賃貸で入居希望する人も数多くいます。
とくに賃料が高騰しやすい都市部ではその傾向が強く、高い階層にいくほど人気も高くなっていきます。
経費に計上可能
賃料収入は「不動産所得」として課税されますが、固定資産税などの支出は「必要経費」として認められます。
確定申告で、上手に節税できますよ^^
必要経費の例
- 固定資産税
- 管理費
- 修繕費
- ローンの利息部分
- 火災保険などの損害保険料
など
タワーマンションを賃貸するデメリット
不労所得が得られる面で魅力的な賃貸ですが、そこにはデメリットが多くあります。
家賃収入が不安定
当たり前ですが、家賃収入は借り手が見つからなければ得ることができません。
いつまでも空き家のままだと、固定資産税などのコストだけがずっとかかります。
維持費がかかる
タワーマンションを所持しているだけでも、固定資産税・ローン返済・修繕費といった定期的な支出が…。
タワーマンションですと、清潔感や高級感を保つためにも、修繕費や設備の維持管理費は重要です。
年月が経つほどに施設やフローリングなどの設備はだんだんと劣化していき、放置しておくと家賃収入の下落にも繋がります。
さらに、タワーマンションは元が高い施設や設備を使用しています。
そのため対応可能な業者も少なく、修繕費用などが高額になりやすいのもデメリットでしょう。
借り手とトラブルになる可能性がある
騒音問題、隣室問題、火災や事故の発生などにより、借り手とトラブルになる可能性もあるでしょう。
タワーマンションは一般のマンションと比較すれば入居者の質が高いので、トラブルが起こる可能性としては低いのですが、それでもゼロではありません。
こうした問題を避けるために管理会社へ一任すれば安心ですが、管理会社に支払う管理費用がネックとなります。
タワーマンションの賃貸はリスクが高い!
このようにタワーマンションを賃貸に出すと、デメリットが多くあります。
賃貸収入という不労所得が得られるのは、入居者がいる間のみです。
空き家の状態が続けば不労所得は得られないばかりか、維持費だけが無駄にかかるだけ。
無事に入居者が見つかっても、いつまで住み続けてくれるのかも不透明です。
実は賃貸って、とってもリスクが高いのですね。
それでは一方で、タワーマンションを売るとどうなるのでしょうか?
タワーマンションを売却するメリット・デメリット
タワーマンションを手放すことで受け取れるメリットは賃貸よりも多く、デメリットはほとんどありません。
タワーマンションを売却するメリット
売却に出す大きなメリットは「一度にまとまった資金が手に入る」ことでしょう。
その他にも、「計画が立てやすい」「維持費がいらない」といったメリットもあります。
一度にまとまった資金が手に入る
賃貸する場合は確定した収入が計算しにくいのですが、売却する場合は一度にまとまった資金が手元に入ります。
そのお金で、ローンを一括返済できるでしょう。
タワーマンションであれば、一般的なところよりも設備や施設に磨きがかかっているため、価値が高いです。
たとえ築年数が古い物件だとしても、高値で売れやすいのもメリットですね。
売却計画が立てやすい
タワーマンションは、形状や構造が似ている他の部屋での過去事例を参考にすれば、ほぼ正確な査定額を把握できます。
「どれくらいの期間」で「いくらくらいで売却できるのか」が容易に分かるので、売却計画が立てやすいのです。
維持費の負担がなくなる
賃貸に出すと、所有している限り維持費の支払いが続きます。
一方で売却ならコストが一切不要となります。
住宅ローンとの二重支払いに苦しまずに済みます。
タワーマンションを売却するデメリット
賃貸と比較すればデメリットは少ないのですが、唯一あるとすれば「必ず売れる保証はない」ことくらい。
必ず売れるとも限らない
売りに出したタワーマンションが購入してくれる人が現れない限り、いつまで経っても売ることはできません。
とはいえタワーマンションは通常のマンションに比べてかなり人気が高く、節税目的の人たちも多く注目しています。
さらに中国や台湾など、投資目当てで国外からの買い手も多いですから、比較的早く買い手は見つかりやすいでしょう。
ただし、自分の部屋よりも高層階にある部屋が同時期に売りに出されたら、そちらに人が流れるために売りづらくなるので注意が必要ですね。
タワーマンションの売却は賃貸よりもオススメ。
ここまでタワーマンションの賃貸・売却すれぞれのプラス面とマイナス面をお伝えしました。
賃貸だとデメリットが多く、売却であればメリットが多いことが分かりますね。
とくにローン残債が多い方ほど売却がオススメです。
賃貸だと、入居者がいない状態が続けば維持費とローン返済という二重負担となり、リスクが高すぎるからです。
また長期的な視点で考えてみても、日本は「超少子高齢化社会」であり、今後も加速していきます。
不動産の需要と供給の釣り合いが崩れ、住居の供給過多で家賃下落のリスクがあります。
今後は不動産業界が不況になるとも予想されていますから、賃貸で持ち続けるよりも、売却してまとまった資金を手にしたほうが安心ですよ。
タワーマンションは早めに売却する方が有利!
手放すのなら早いうちに検討をスタートさせてください。
賃貸してから売却するのは避けよう
「最初にしばらく賃貸に出して、ある程度賃貸収入を得てから売っても良いのでは?」と考えている人がいたら要注意です!
タワーマンションを一度でも賃貸に出してしまうと、その物件は「収益物件」扱いとなります。
すると通常の物件よりも査定額が下がる傾向があります。
収益物件となると、主に不動産投資を目的とする人が買い手となります。
利回りの良い資産運用を目指すわけですから、購入物件があまりにも高いと人気がなくなります。
つまり、毎月の利回りを計算しながら物件を査定するので、居住用と比較すればどうしても下がってしまうのです。
売却を検討するのなら、賃貸せずにそのまま売りに出しましょう。
タワーマンションを売るなら早めに!
タワーマンションを高値で売るなら、東京オリンピックが始まる前である今がピークです!
現在の不動産業界は「不動産バブル」と言われています。
タワーマンションを高く売るなら、高騰している今がチャンスなのです。
そのため、早めの決断が重要ですよ。
まとめ
タワーマンションの賃貸・売却で迷っているのなら、断然売却をオススメします。
賃貸経営は上手くいけば不労所得を得られるかもしれませんが、少子高齢化による「入居率の減少」「家賃の下落」を考えれば、売却して手放した方が安心です。
とくに高値で売却するのであれば、不動産バブルである今がお得!
早めの売却活動すれば、余裕のある資金が手元に入ってきますよ(#^^#)
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