マンションを売るコツとして有名なのが、査定は1社に任せるのではなく、複数社に依頼すること。
そして、1番高い金額を提示した不動産会社にお願いしましょう、というもの。
これは決して間違いではないものの…。
1社1社査定してもらうため店舗をいくつも回ったり電話をかけるのは非常に手間と時間がかかること、一括で複数の不動産会社社に依頼ができたら凄く便利だと思いませんか?
そんなときに役立つのWebサービス、それがこの「不動産一括査定サイト」!
ジャンルは違えど引っ越しの一括見積もりと同じです。
必須データだけ送ればいくつもの不動産業者がいっぺんに査定額を出してくれるサイトで、マンションを売りたい人には今とても人気なサービスの1つとなっています。
今回はその「不動産一括査定サイト」をわかりやすく解説!
人気の理由からメリットデメリットを含めて、実際に役に立つサイトなのか?をお伝えしていきますので、「自宅を査定に出そうかどうしようか…」というあなたはぜひチェックくださいね(^^♪
不動産一括査定サイトってなあに?
とにかく査定って依頼するのもラクではなく、マンションに関する情データを山のように記載しなければいけないので結構手間がかかるんですよね。
それがこちらの不動産一括査定サイトサービスを使うだけで、1件1件電話をしたり依頼フォームを書く手間が省けます!
たった1度の物件データ入力で大手~中小に至るまで複数社に一気に査定を依頼できるんです。
まだ売る意思が固まっていない段階でも、いくつもの査定結果をかんたんに比較&検討できるというのが何よりのメリット!
また多くの不動産会社の中から「ココ!」という所を探すのは大変な作業(地域によってはその都市に何十件もあるわけですしね)。
不動産会社ごとの得意分野なんて、外側の私たちにとっては分かるよしもありませんしね。
そのため一括で会社選びもできてしまうこのプラットフォームが人気なのは当たり前と言えば当たり前で、利用者はどんどん増えてきています。
なぜ複数社に査定してもらう必要があるの?
そもそもなぜ査定に複数社依頼することが家を高く売るコツなのでしょうか?
複数社に実際査定をしてもらうとわかる通り、各社値段が横並びということはまずありえず、不動産会社によって数十万~数百万ほど査定額に差があります。
決して現実的ではない値段を出して顧客をGETしようとしているわけではなく(残念ながら、一部そのように悪質な不動産会社も存在しますが)相場をベースに不動産ごとに過去実績や得意分野、顧客の動向を加味して値段がつけられているので、値段が異なるのは当然なんです。
一概に一番高い査定額を提示してくれた不動産会社を選べばいいというわけではありませんが、誰だって高く家を売ってくれる不動産会社を選びたいものです。
手間だからといって、1社だけのお願いだと、他にもっとあなたのマンションを高く売ってくれる所と巡り合えるかもしれないのに、知らないままそのチャンスを自ら潰してしまっている場合も。
1円でも高く、損をせず売却するために、不動産の査定は2~5社程度に依頼することをオススメします。
大手不動産一括査定サイト
すまいValue
住友、野村、三井など大手の不動産会社6社の見積もりが一括で出せます(しかもこれの大手が会社見積もりを扱うのはこちらだけ!)
おうちダイレクト
ソニー不動産とYahoo!が共同経営する不動産プラットフォーム、大・中小会社含め9社の見積もりを出して貰えます。
イエウール
提携会社2,000社に査定が依頼出来る大手プラットフォーム。
とにかくたくさんの会社からあなたのマンション売却にぴったりの一社を見つけたいという人にオススメ!
リビンマッチ
運営は、東証グロースに上場しているリビン・テクノロジーズ株式会社。
2006年にリビンマッチをスタートさせているので、既に20年近い実績があります。
不動産一括査定サイトを使うメリット・デメリット
しかしそんな人気の一括査定サイト、確かに重宝します。
そこで、使う際のメリットとデメリットを見ていきましょう。
不動産一括サイトを使う5つのメリット
1、データを1度入力するだけで複数社に手軽に査定依頼できる
上記でも触れたとおり、最大のメリットはやはりコレ!
通常この依頼フォームを書く作業を省くことはできません。
住所や名前などの基本情報はもちろん、家の坪や築年数、間取りや家の状態など書くべきデータは意外に多い!
たった1度入力するだけで複数社に送信されるので、完全に手間を削れます!
2、0円で利用できる!
一切お金がかからないため、気軽に利用できます。
実際の「仲介手数料」(不動産会社に手間賃として支払われるもの)は、家の売却が決定するまで発生しないのでご安心くださいね。
3、マイホームの相場の金額を知ることができる
マイホームの金額とは不動産会社によって前後するため、正しい金額(定価)が存在しません。
したがって実際自分が家を売ったらこれくらいの金額になるんだ、とその相場を知る事が出来ます。
4、あなたに合った理想の不動産会社に出会える
売却するとなったらローンの残額を踏まえこれくらいの値段で手放したいという理想の金額が誰しもあると思います。
仮にその金額が現実的でも、全ての不動産会社が「その金額で売ります」と言ってくれないことも(もしかしたらそれ以下の金額を提示される場合もあります)。
不動産一括査定サイトなら査定額が各社ごとに出てくるのでそれぞれ比較しやすく、あなたの理想の金額で売ってくれる会社をかんたんに見つけられるという意味では非常に便利ですね。
5、不動産会社同士を競わせて交渉することも可能
某家電量販店で「他店より1円でも高い場合は教えてください」という文言を見たことありますよね?
不動産会社も同じく戦場で、どの会社だって顧客が欲しいのは同じです。
言葉の響きは悪いかもしれませんが、競争相手の存在は、不動産会社の意欲も変わってきます。
「ほかの会社にも査定をお願いしているんです」と複数社で値段を比較していることが分かれば、足元を見られる心配がありませんね。
不動産一括サイトを使う3つのデメリット
申し込みは一括でも、査定の連絡は個別でやってくる
申し込みは簡単に一括でできますが、誰かが査定額をまとめてリスト化して送り返してくれるわけではありません。
その後のコンタクトは個々に取ります。
繰り返しになりますが、査定を依頼する会社が多ければ多いほどその応対に追われてしまいます。
例えば100件査定を依頼すると100件分の対応が必要となり、いくらお手軽に申し込めるからと言ってあまり欲張ると逆になたの負担になってしまうので、多くても10件ほどがオススメです。
営業電話にご注意を
査定をお願いした不動産会社から営業の電話がかかってくることも当然ありうる話です。
向こうとしては何としても顧客を掴みたいので当然と言えば当然なのですが、他物件の営業や訪問査定の提案など、頻繁に電話がかかってくることも。
査定額が多すぎて逆に判断に困る場合がある
査定額は高ければ高いものが良いとは限りません。
逆に高い値段で売り出して買い手がつかないという事にもなりうるため、あくまで値切りや相場を加味した値段に設定する必要があるのです。
しかし査定額が増えれば増える程、一体どれが妥当な値段なのか混乱してしまいがち。
情報が多すぎて逆に決められない、というケースもあるようです。
リアルにに使ってみた人の口コミ
ネット上で実際に不動産一括サイトを利用した方々の口コミを集めてみました。
ポジティブな書き込み
- とても良い担当者に出会え、仲介手数料を値引きして貰えた。
- 不動産会社選びに困らず、家も想像より高く売却が出来た。
- 机上査定なので、気軽に申し込めた。
ネガティブな書き込み
- 申し込んだ瞬間から電話が鳴りやまず、応対に苦労した。
- 自分の住んでいるエリアを査定できる会社が結局1社しかなかった。
- 査定の依頼はできたけれど、自分の住んでいる場所は査定対象外とのことで、査定書を出してもらえなかった。
- 査定書をお店に取りに行きすぐ帰ろうとしたところ「こっちは慈善事業でやっているんじゃない」とすごまれ怖い思いをした。
「良い担当者に出会えた、家が思ってたより高く売れた!」という一方で、嫌な不動産会社に当たってしまう場合もあるようです。
ただそれは一括査定サイト経由でなくても出会ってしまうケースはありますし、気軽にネットから申し込めるが故に「家を売る意思はないけれど、今後のために査定額は知っておきたい」という方からの申し込みが多数あるようです。
だからといってサービス業の人間がそんな態度を取っていいわけでは決してありません。
ですが、申し込む側も「なんとなく」で申し込むのではなく(査定は無料ですが、善意の無料特別サービスではありません)しっかり家を売る意思を固めずとも持ってからサービスを利用するようにしましょう。
上手に使って損をしない売却活動に繋げよう
いかがでしたでしょうか?
今回は不動産一括サイトのメリット、デメリット、実際の利用者の口コミ含めてお伝えしてきました。
まれに質の悪い不動産会社に遭遇することもありますが、上でも言った通りそれはこのサイトを使わなくてもありうる話。
総合的に見て不動産一括査定サイト経由ならではのネガティブな口コミは見つかりませんでした。
重ねてお伝えしますが、不動産一括査定サイトは繰り返し査定を申し込む手間が省け、あなたのおうちの価値を知ることができます。
出された査定額をよく吟味して、その後損をしない売却活動に繋げるようにしましょうね。
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